不動産投資で融資を受ける際、覚えておくべき3つの特徴
公開日:2019/09/13
不動産投資を成功させるため、金融機関の融資を賢く利用するのは必要不可欠です。しかし、融資は個人の属性によって限度額が変わってきたり、融資機関によって特徴が異なったりと、理解しておかなければ混乱してしまうポイントがいくつもあります。そこで今回は、不動産投資で融資を受ける際、覚えておくべき3つの特徴を紹介していきます。
属性で融資の限度額は異なる不動産投資で融資を受ける際、注意しておかなければいけないのが「融資限度額」です。できるだけたくさんの融資を受けたいと思う人は多いかもしれませんが、不動産投資の融資では購入予定の物件の収益性や、融資を受ける人の属性・与信によって決定されます。
理解しておきたい属性のポイント融資の際は個人の属性を審査されることになりますが、この審査では収入のみをチェックされるわけではありません。基本的には、「収入」「住居形態」「家族構成」「金融資産」というカテゴリーに分けられ、審査されることになるでしょう。
収入収入の属性では、単純な年収以外に、どのような会社でどれくらいの期間働いているのかが審査されます。当然、安定した職種(医師・公務員など)や会社で働いていて、勤続年数が多いほうが、評価も上がっていくのは間違いありません。
住居形態住居形態では、現在住んでいる家が持ち家か賃貸住宅かがチェックされます。持ち家のほうが評価は高まるケースは多いですが、住宅ローンの有無や返済額がどれくらいかについても審査されるため、注意しなければなりません。
家族構成家族構成では、どれくらい家族がいてどれだけ出費があるかをチェックされます。たとえば、子どもの学費が高額の場合は評価が低くなるケースも。しかし、独身者よりも連帯保証人となれる配偶者がいるほうが、属性は高くなります。
金融資産金融資産は、たとえ大量に保有していたとしても不動産融資の直接担保として設定はされません。とはいえ、換金によって融資返済ができる可能性はあると判断されるため、資産を持っていれば持っているほど属性の評価は基本的に高くなります。 こうした属性が総合的に評価され、融資限度額は決定されます。基本的には年収の10倍程度の額が融資されると言われていますが、細かな額については人によって異なるという点は、覚えておいたほうがいいでしょう。
金利は変動タイプがおすすめ不動産投資の融資を受ける際は、金利のタイプについて考えなければなりません。金利には返済額が一切変わらない「固定」と、半年ごとに金利が見直され返済額が変化する「変動」の2つのタイプがあります。どちらのタイプにもメリット・デメリットはありますが、結論から言うと変動タイプのほうがおすすめと言えるでしょう。 変動金利の最大のメリットは、より安く融資を受けられるという点です。一方で、融資契約を結んでから金利が上昇してしまうというデメリットもあります。しかし、金利が変動するのは半年に1度であり、そもそもすぐに変動するものでもありません。 仮に金利が上昇する気配を見せている際には、金融機関から連絡があり、どう対処していくかの検討することも可能であるため、まずは変動金利を利用してみるのがいいでしょう。固定金利は金利が高めに設定されているものの変動はしないという特徴があるため、経済的に余裕がある場合におすすめです。
融資機関にはさまざまな種類がある融資機関と言っても、その中身はさまざまです。たとえば都市銀行(メガバンク)と地方銀行では、融資条件などが異なります。自分に最適の融資機関を選ぶためには、それぞれの特徴をしっかり把握しておく必要があるでしょう。 基本的に、都市銀行やノンバンクの一部は、対象者が現在居住している場所や、購入予定の不動産の場所を問わず利用できます。もちろん、融資するための条件や融資限度はそれぞれ設けられていますが、どこに住んでいても利用ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。 一方で、地方銀行や信金・信組の場合、支店の近くに居住地や購入する不動産があることを、融資の条件としているケースが多く見られます。人によっては対象外となる可能性もあるため、利用前によく注意しておかなければなりません。
まとめ不動産投資を円滑に進めるためにも、正しい融資の受け方を理解しておくことが大切ですが、初心者のうちは正しい選択ができるかどうか、不安になるものでしょう。そんなときにアドバイスをしてくれるようなパートナーをお探しなら、「建設若菜」までご相談ください。不動産事業を深く理解したアドバイザーたちが、投資に関するお悩みやご要望をしっかりヒアリングしたうえで、最善のアドバイスをいたします。
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監修者情報 代表 中村 康平(なかむら こうへい) 私たち「建設若菜」は、空き家の不動産投資に焦点を当て、家を通じて社会への貢献を目指しています。相互扶助の精神を大切にし、お客様の空き家に関する課題に真摯に向き合い、最適な提案を行います。物件に関するご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。 会社概要・お問い合わせはこちら>>